学生実習

令和6年9月 先山 英伶奈さん

 この度はお忙しい中、9月17日から9月21日の5日間にわたり実習を受けれて頂きありがとうございました。

 大学の研究室では豚を扱っていますが、実際の養豚の現場に立ち合ったことはほぼなく、死亡確認のための解剖や病原体の確定診断のための細菌検査が自分にとって新鮮なものでありました。

 今回の実習を通して、疾病の原因となる細菌、ウイルスをただ排除するのではなく、どう向きあうかが大切だと学ぶことができました。養豚の獣医では疾病の原因となるPRRSなどのウイルスや豚丹毒菌などの細菌の排除・安定化という疾病のコントロールが必要であり、疾病の原因となる細菌やウイルスの移行抗体がなくなる時期を把握したうえでのワクチンプログラムや馴致が重要であることがわかりました。また、これらの経験は疾病の原因となる病原体の知識をより身につけ、農場内でそれらが発生した場合にどう対処すれば事故率の低下や生産性の向上につながるかを考えるきっかけになりました。

 文末にはなってしまいますが、養豚獣医師は他の伴侶動物とは異なり疾病のコントロールが大切だと実習でより理解を深める機会をいただけたことに感謝いたします。

 短い間でしたが、ありがとうございました。

麻布大学 5年

令和6年9月 先山 英伶奈さん

令和6年8月 松本 みずきさん

 お忙しい中、5日間実習を受け入れてくださり、ありがとうございました。

大学の授業や実習で豚について学ぶ機会はかなり少なく、保定の仕方やワクチンの接種方法などの全てが新鮮で興味深かったです。

 また、直腸検査や妊娠鑑定なども実際に体験させて頂き、貴重な機会を頂けたことに感謝しております。

剖検で死因を突き止める際、正常を正確に分かっていることが、いかに重要かを学びました。

 また、学生が実習を充実させられるよう、アパートの用意や買い出しの送迎などして頂き、感謝しております。

この実習を通して学んだことを今後の学びでも活かしていきたいと思います。

ありがとうございました。

岡山理科大学 5年

令和6年8月 松本 みずきさん

令和6年8月 高橋 咲那さん

 この度は8月5日から9日まで、臨床実習研修を受け入れてくださり、誠にありがとうございました。養豚獣医師の業務を拝見したのは今回が初めてでしたが、皆様のおかげで楽しく実りのある時間となりました。

 オーナー様一人ひとりに寄り添った診療が印象的で、獣医師からの一方的な指示ではなく、オーナー様のご意向にも配慮した双方向のやり取りが、私にとって理想的でした。実習生が同行できるのも、日頃から築いている信頼関係あっての結果だと思います。

 こちらで学んだことを活かしつつ、更に養豚に関する知識を増やしていきたいと思います。

岩手大学 5年

令和6年8月 高橋 咲那さん

令和6年8月 熊谷 志歩さん

 この度は、お忙しい中、貴社の実習に参加させていただき、誠にありがとうございました。

 渡邉先生をはじめ、獣医師の先生方、スタッフの皆様に常に温かくご指導いただき、心から感謝しております。

 実際に農場に行き、病気の治療や予防の説明をされている先生方のお姿や、養豚地域を支える仕事に対しての考え方に触れ、大変感動いたしました。授業だけでは分からない現場での治療や予防の難しさや、農家さんとのコミュニケーション、信頼を築くことの大切さを学びました。

 私は、産業動物に関わる仕事に興味があったため、今回の実習を通して、農家さんを支える獣医師の役割をより深く理解でき、将来の自分の獣医師像を広げることができました。

 今回の実習でたくさんの知識と技術を身につけることの大切さを知り、多くの農家さんを支えることができる獣医師になれるように学業に励んでいこうと思います。

麻布大学 5年

令和6年8月 熊谷 志歩さん

令和6年6月 宇賀神 美紀さん


 お忙しい中、実習を受け入れてくださりありがとうございました。

 実習では、養豚の臨床獣医の現場を初めて体験させていただき、疾病の予防や蔓延防止、早期発見の重要性を実感しました。特に、養豚場ごとに服や靴の交換、車両の消毒、帰社後のシャワーなどの感染症対策の徹底に驚きました。

 また、直腸検査、細菌検査、剖検などを実際に行ったり、大学の講義で扱った感染症に罹患した豚を実際にみたりするこができ、理解を深めることができました。

 今回、貴重な機会をいただきとても充実した実習となりました。丁寧にご指導いただいた先生方、スタッフの皆様に感謝申し上げます。5日間大変お世話になりました。

日本獣医生命科学大学  6年

令和6年6月 宇賀神 美紀さん

令和6年5月 片山 菜月さん

 三日間お世話になりました。

 主に渡辺先生の往診に同行させていただきました。前回の実習では経験できなかった死亡豚の剖検と採材・検査の一連の流れを様々な農場での事例として見ることができ、大変勉強になりました。

たまたま立て続けに3日間異なる農場での死亡豚剖検が続きましたが、それぞれの所見や農場の事情、以前の経験を踏まえて適切なアドバイスをし、検査結果に応じて対策を講じる流れがとてもスムーズで美しく感じました。

 グレーサー病が出る農場は清浄度が高いといえるが、疾病自体の伝播力、死亡率は高く悩ましいという問題が印象に残っています。

 採材や検査の方法なども皆さまが快く教えてくださったので、質問等も大変しやすかったです。ありがとうございました。

 今回の実習を通して、今まで養豚密集地域で豚を飼うということ、すなわち病原体の排除というよりかは病原体とうまく付き合っていくこと についての理解が及んでいなかったなと感じました。

 地域に一度入った病原体の撲滅は難しいことも実感として得ることができました。防疫の大切さを改めて学びました。

 密集地域で家畜と農場の健康を守ることは当然とても難しい一方で、考えなければならない事や試すべきことが多い点ではとても面白い仕事であると感じました。農家さんとの距離が近く、丁寧に情報の交換をしているのが印象的でした。

 お忙しい中貴重な機会を頂き感謝しています。今回感じたことをこれからの考えに活かしたいと思います。二度目の実習を快く受け入れてくださりありがとうございました。お世話になった皆様にお礼申し上げます。

 帯広畜産大学 6年

令和6年5月 片山 菜月さん

令和6年2月 武田 輝さん

 2月中旬の1週間、実習をお受け入れいただきありがとうございました。お忙しい時期にもかからわず快く歓迎くださり、実りの多い実習となりました。

 私は大動物臨床獣医師を志しておりますが、大学では産業動物を扱う実習が少なく、特に養豚はセキュリティが高いため今まで触れる機会がありませんでした。今回の実習で多くの養豚場にお邪魔しその様子を見て、また先生方や農家の方からお話を聞き、豚の診療や飼養衛生管理から繁殖・肥育の方法、養豚業の経営まで幅広い知見を得ることができました。特にピグレッツさんでは豚の個体診療に注力されており、ここでしか見られない治療を拝見でき良い勉強となりました。また実習期間中に参加したセミナーでは、旭市の養豚農家さんらと自治体が協力して感染症対策に取り組む様子が見学できました。

 飼料価格の高騰や感染症の被害など難しい状況が重なる中、畜産現場に携わる農家さんや獣医師の方々の思いや取り組みについて知ることができ、新鮮で充実した実習となりました。渡辺先生をはじめ獣医師やスタッフの方々には大変お世話になりましたこと、感謝申し上げます。ありがとうございました。

東京大学 4年

令和6年2月 武田 輝さん

令和5年8月 石川 諒さん

 お忙しい中実習を受け入れてくだり、ありがとうございました。普段の授業や実習で豚に触れることが少なかったため、実際に豚に触れることができて大変勉強になりました。

 本実習を希望した理由は、あまり触れることのなかった養豚の獣医療について実際に見てみたい、また感染症に弱いといわれる豚の飼養衛生管理についてみてみたい、ということでした。ピグレッツは地域に密着型の診療所ということもあり、5日間という限られた実習期間の中で多くの農場に入り、養豚がどのように行われているのかを知ることができて、とても良い経験になりました。また普段研究室で牛を扱っていることもあり、保定や採血の方法の牛との違いなど、多くの発見があって面白かったです。実習中に地域の防疫部会に参加させていただきましたが、農家の方たちが抱える問題意識や、行っている取り組みについて知ることができて良かったと思います。

 今回の経験を今後の学生生活や、獣医師人生の糧として一層励んでいきたいと思います。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

東京大学 5年

令和5年8月 石川 諒さん

令和5年8月 有留 直暉さん

 8月の5日間実習生として受け入れていただきました。お忙しい中でも丁寧に説明をして下さり、質問に対しても分かりやすく答えていただき学びの多い実習になりました。

 将来の進路として産業動物の分野を選択肢の一つに考えています。その中で豚に特化しており臨床も行っているのは珍しく、豚について詳しく学べると思ったため実習に参加しました。実習では採材や採血、直腸検査、病理解剖、感染症の検査など様々なことを経験、観察し、その手技などを学ぶことができました。豚の臨床的な実習は学校ではほとんど行っていないので貴重な実習になりました。実習では農家への往診に付いていく形で農家さんと獣医師の先生方が話し合い互いに信頼関係を築いている印象を受けました。農家さんからの質問には分かりやすく伝える工夫や言葉遣いがあり、コミュニケーションの大切さを感じました。養豚会社の社長、農場主や従業員からどのような症状があるのかを聞き、診療に活かしていく過程で役に立っていると思います。その他には、養豚についての基礎知識、症状の見分け方、養豚の現状や今後、防疫方法などを知ることができました。

 今回の実習では渡辺先生をはじめ、獣医師の先生方、検査スタッフ、事務の方、温かく接して頂き5日間の実習があっという間でした。進路を考える上で良い経験を積むことができました。有意義な実習の機会を設けていただきありがとうございました。

北里大学 4年

令和5年8月 有留 直暉さん

令和5年4月 守屋 有梨さん

 お忙しい中、低学年でも快く受け入れてくださり、また治療や検査の際には分からないところを1から丁寧に教えていただき、本当にありがとうございました。初めはほとんど知識がないので緊張していましたが、皆さんが丁寧に教えてくださり、学びの多い実習になりました。

 大学入学前、産業動物は遠い存在と思っていましたが、牧場実習を通し産業動物に興味を持ち始めました。以前はウシをみたので次はブタがみたいと思っていたところピグレッツを見つけました。

 まず初めに驚いたのは、ピグレッツは研究室並みに検査器具が充実しているところです。研究室や授業で見る検査の多くが行われており、大学での経験がそのまま社会に反映される様をまざまざと感じました。一般的な養豚の開業医はコンサルメインなので、ここまで臨床を行っている開業医は珍しいそうです。ここまでするのは旭市の土地柄にあるといいます。旭市は全国でも有数のブタの出荷地であり、養豚場が密集しているため感染症が流行しやすいそうです。旭市の養豚場を支えるには感染症に迅速に対応する必要があり、様々な検査を行っているそうです。今までは、解剖学的生理学的な種差でしか動物の疾病の違いをとらえていなかったので、飼養形態の違いという視点は臨床ならではの新鮮な視点でした。この視点で他の動物種も考えると、『ヒトが飼養管理する動物はヒトが病気にしている』という渡辺先生の言葉がより重く感じられました。

 授業でやったけどよく分からないなという病名を実際の現場でみると、その疾患は現実問題としてあるのだと実感できました。普段の授業で出てくる知識はやはり大事だなと思い、これからの勉強を頑張ろうと思いました。将来について考える大変貴重な経験となりました。三日間本当にありがとうございました。知識をつけてまた実習に伺いたいです。

日本獣医生命科学大学 2年

令和5年4月 守屋 有梨さん

令和5年3月 新井 のどかさん

 私は将来的に伴侶動物と産業動物どちらの分野に進むか決めていませんでした。今回の実習には今まであまり関わってこなかった産業の分野、そして養豚の分野についてまずは知ろうといった目的で参加しました。今回の四日間の実習は非日常的な出来事もありましたが、豚に対しての採血の仕方やワクチンの打ち方、防疫の方法などが伴侶動物や牛とは全然違い、そちらにもとても驚いたし、違いを知れて面白かったです。実際に豚舎に行けたのは1日半だけでしたがそれだけでもたくさんの発見があり貴重な体験ができたと思います。また、産業の分野についた詳しいことを今まで知る機会があまりなかったため、雑談を交えてそれらについて教えていただき、産業動物についての興味が深まり将来的に産業分野に進みたいと思いました。

 大学の授業では豚について学ぶ機会が少ないため、大学だけでは知り得ない養豚について実際に見ることができ、貴重な体 験をさせていただき、ピッグレッツの方たちに心から感謝申し上げます。

 この経験を活かし、自分の将来に繋げていけたらと思います。

酪農学園大学 4年

令和5年3月 新井 のどかさん

令和5年3月 青木 咲千子さん

 私は以前から産業動物の臨床に興味があり、特に豚は学校でも触れる機会が無かったため、養豚の現場を見たいと思い、3日間実習させていただきました。

 実習前の私は、養豚は工場的に群で管理し、個体の治療はほとんど行わないというイメージを持っていました。しかしながら、ピグレッツでは個体診療を重視されており、手術も行うことがあるということを聞き、養豚に対する印象が変わりました。実際の業務も、病勢鑑定や妊娠診断、ワクチン接種、細菌検査、PCRなど想像よりも多岐にわたる内容でした。また、実際に農家さんにお会いすると、一頭一頭をよくみられており、先生方と農家さんのコミュニケーションの様子から非常に愛が伝わってきました。

 さらに、現場で臨床を行うためには、学校の座学で習う内容をしっかり頭に入れておく必要があると実感しました。渡辺先生にしていただいた、個体が診れなければ群は診れないという内容のお話が特に印象に残っています。

 今回の実習で学んだことを、今後の学習および進路に生かしたいと思います。3日間、本当にお世話になりました。お忙しい中、貴重な実習の機会をありがとうございました。

帯広畜産大学 4年

令和5年3月 青木 咲千子さん

令和4年9月 小島 朱吏さん

 今回、最も印象に残っていることは衛生管理の徹底である。農場ごとで衣類、靴の交換とその消毒、豚舎に入る際はその豚舎専用の長靴に履き替え、消毒・洗浄、会社に帰るとシャワーを浴び、他にも車へのシートカバー着用、スマホは養豚場に入る前後でアルコール消毒をするなど、病原菌を持ち込まない、持ち出さないという衛生管理が徹底されていた。これらの養豚獣医師の豚の健康を守り、食の安全を守るという衛生管理の意識の高さ、責任感の強さに衝撃を受けた。目に見えない部分であるからこそ、養豚場間、養豚場内での流行を防ぐためにはこれらの行為を徹底しなければならないのだと思った。

帯広畜産大学 3年

令和4年9月 小島 朱吏さん

令和4年9月 末永 羅綺さん

 養豚の獣医師についてほとんど知識のない私に対して一から丁寧に説明してくださり、大変充実した実習でした。大学では主に牛を扱っていますが、豚は同じ産業動物とはいえ飼養形態に異なる点が多く、発見の多い3日間でした。

 実際に往診の様子を拝見して、私が最も実感したのはコミュニケーションの重要性です。社長さんや農場主さんのみならず、現場の従業員さん一人ひとりのお話を丁寧に伺いながら診療を進めていく様子に感銘を受けました。牛に比べ個体管理よりも郡管理の特色が強い豚は、日々動物と関わる機会の多い従業員さんからのお話が特に貴重な情報源になり得るのだということを感じました。農場の方々もまた獣医師さんを信頼している姿をみて、養豚診療は一朝一夕の関係では築けない信頼関係の上で成り立っているのだということを実感しました。

 さらに実際に診療所で過ごした中で感銘を受けたのは、私が想像していた以上に多岐に渡るその業務内容です。農場への往診はもちろんのこと、CSFのワクチン接種、細菌検査、剖検等々、様々な業務があることに驚きました。獣医学部で学んだことを最大限生かせる業種であり、3日間ではとても味わい尽くせない奥深さを垣間見ました。今回の実習を踏まえて将来の一選択肢として養豚の獣医師を前向きに検討にしたいと思いました。

 最後に、渡辺先生を初めとする獣医師の先生方、及びスタッフの皆様には大変お世話になりました。ピグレッツの皆様の暖かい雰囲気に触れ、大変居心地の良い実習の時間を過ごすことができました。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

帯広畜産大学 4年

令和4年9月 末永 羅綺さん

令和4年9月 彦山 大輔さん

 今回、五日間にわたり、ピグレッツで実習させて頂きました。特に印象的だったのが、農家(クライアント)さんとの距離の近さです。農家さんと話し合う中で、農場ごとに状況に応じて、ワクチンの接種時期はいつにするのか、また、薬(抗菌薬など)の投与はいつにするのかを決めているところが印象的でした。また、先生方が農家さんに使用する薬や新しく提案する薬に対して説明する際、相手にしっかりと理解してもらえるように言葉を選んで話しているところを見て、説明力の大切さというものを学び、さらには、それが農家への信頼にも繋がっていることを学びました。

 加えて、運がよく、自分は地域の養豚関連の勉強会にも参加させて頂く機会がありました。 そこでは、今現在、とても問題となっている豚熱に関する状況が発表され、ワクチンに関しても色々な研究結果発表がされており、とても勉強になりました。また、養豚農家の生の声も聞けることができ、身をもって、豚熱に養豚場がいかにシビアであるかを感じることができました。

 今回、実習に際し、色々と準備していただき、さらには、実習期間中、往診に随行させて 頂いた先生方、事務の方々、本当にありがとうございました。

酪農学園大学 4年

令和4年9月 彦山 大輔さん
知っておきたい養豚の知識
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